授賞式で感じたこと
先日、「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2025」の授賞式の会場に足を運んでみました。
受賞の際、スピーチもされるのですが、大賞を始め、選出された皆様どの方も、それぞれが社会課題に向き合い、困難を乗り越え、自分の道を切り開いてきたその努力と情熱に、心を動かされました。次世代の女性たちにとって、大きな希望と勇気を与える存在であることは間違いありません。
しかし一方で、こんなことを考えてしまいました。「輝くためには、インパクトのある業績を残さなければならないのか?」と。受賞者が目の前の課題に必死で取り組んだ結果として、栄誉を得たことは理解しますが、これが全ての女性の生き方の指針となるものなのでしょうか。
AIが教えてくれた批判的視点
生成AIにも問いかけてみました。「ウーマン・オブ・ザ・イヤーについて批判的に考えるなら?」という質問に対し、AIは以下のような視点を提示してくれました。
- 多様性の欠如
受賞者の顔ぶれを見ると、社会で活躍する女性像が一定の枠に収まっているように感じられます。これでは、多様な背景や形で社会に貢献する女性たちを見過ごしてしまう可能性があります。 - 称賛の形が固定化されている
成功の基準が「リーダーシップ」や「目に見える成果」に偏っていませんか?地道に家庭や地域社会で努力を重ねている女性たちも、等しく称賛されるべきではないでしょうか。 - 社会的インパクトの評価方法
インパクトが数字や成果として計測可能な場合にのみ評価されがちです。しかし、人々の心を動かすような、目に見えにくい影響力も存在します。それをどう評価するのか、議論の余地があると感じます。
私が大切にしたい価値観
授賞式を見ながら、私はこう考えました。私たちは皆、それぞれの物語を生きています。たとえ「輝かしい賞」を取ることはなくても、その人だけの人生やキャリアには大きな価値があるのです。
私自身、キャリアコンサルタントとして、多くの人の物語に光を当てる役割を果たしたいと思っています。たとえ小さな努力や挑戦だとしても、それがその人にとって意味あるものであれば、それを認め、称えたい。それが「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」のような賞ではカバーしきれない、心理的成功や価値観の尊重につながるのではないでしょうか。
あなたの物語に光を当ててみませんか?
「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」のような賞が与える影響は大きいですが、それが全てではありません。私たちは誰しも、自分だけの物語を持っています。それをどう受け止め、どう活かしていくかが大切です。
皆さんにとって、どんな物語が自分の中に秘めていると思いますか?ぜひ一度、自分の人生を振り返り、その中にある光を見つけてみてください。必要であれば私も引き出すお手伝いをします。
コメント