第8回 転機5-アナ雪を観て、転職を決意
当時の状況結婚後に勤め始めた大学事務の仕事が2年目を終えようとしていました。働き方自体は、家庭に負担のないようにと望んだことが、叶えられていましたが、定型業務が多く、だんだんと物足りなさを感じるようになりました。結婚したての頃は、家庭が優先...
第7回 転機4-結婚
プロローグ30歳の時に結婚しました。結婚に関しては、因果応報というのか、自分の蒔いた種により、何年か経って伏線を回収するみたいなことがいくつか起こり、40歳を過ぎた今となっては、結婚に対して思うところがあり過ぎるのですが、当時の感覚として振...
第6回 転機3-再上京、IT系の会社に就職
父を見送り、身辺が落ち着いたところで、今後の進路を考える機会がやってきました。ありがたいことに、自分で選んでいい、どんな選択もできました。第一に決めたことは、再び東京へ行くことです。のどかですが、田舎まちの狭い範囲で生活していく閉塞感に、耐...
第5回 転機2-父の病気_2
実家に戻って1年半が過ぎた頃、闘病の末、父は旅立ちました。闘病中は、体調が優れず、家族に当たり散らかしたり、一筋縄では行かないところも多々ありましたが、家族全員で一緒に過ごせた時間はとても貴重だったなと思います。弔問に来てくださった父の友人...
第4回 転機2-父の病気_1
演劇は、創立から15年くらい経つ小劇場系の劇団に所属し、活動を行っていました。学生時代とは違い、プロで活動していこうと思ったらアルバイトで生計を立てつつ芸を磨き演劇はお客様がいて成り立つものなのでチケットを売る必要があるという現実に打ちひし...
第3回 転機1-ネパールで人生観が変わった
大学時代、同級生のバックパッカーになってアジアで1ヶ月過ごすといった旅行スタイルに刺激を受け、私もタイを皮切りに、ベトナム、カンボジアなどを一人旅で訪れたものです。大学3年生の夏のことでした。ある程度冒険はした、次はもっと何にも整っていない...
第2回 学習の記憶(高校〜大学編)
学習(高校編)高校は、地元で進学校に通いました。持ち前の人見知りもあって、高校生活の前半を友達がいないで悩みました。今は一人で旅行も映画もグルメも楽しめますが、当時は一人でいてクラスで浮いてしまうのが怖くて、無理して合わせようとして、なんか...
第1回 場所-生まれ育ったまち、育った家・受けた教育
場所-生まれ育ったまち:海の匂いのする田舎私は、鹿児島県の薩摩半島の端っこの街で生まれ育ちました。10歳の時に両親が隣町に家を建てて、引っ越しと転校をしたことがありますが、どちらの街も海に近く磯や港、海の匂いのする田舎がふるさとの原風景です...