当時の状況
結婚後に勤め始めた大学事務の仕事が2年目を終えようとしていました。働き方自体は、家庭に負担のないようにと望んだことが、叶えられていましたが、定型業務が多く、だんだんと物足りなさを感じるようになりました。
結婚したての頃は、家庭が優先、仕事は二の次という価値観でしたが、何かあった時のために、妻側も経済的に自立していた方が良いという考え方になったこと、周りの友人たちの、結婚しても出産しても、産休・育休をとりながら正社員で働く姿を羨ましく思いました。
自分の妊娠・出産に関しては、いつかはと思いつつ、まだいいやとの気持ちの間で、心を満たすものを求めていました。
ボランティア活動やヨガなどの習い事に活路を見出そうとするも、満たされなさは変わりませんでした。
アナ雪の衝撃
日本では、『アナ雪』という略称で親しまれ、2014年に公開されたディズニー長編アニメーション映画『アナと雪の女王』
エルサが、「レット・イット・ゴー」を歌いながら、自分の本来持っている力を隠さず発揮して、ありのままに生きていくわ、と誓うシーンに、魂が揺さぶられる衝撃を受けました。
仕事は楽だけど、なんか持て余している、と感じる自分を重ねていたのだと思います。私も、本来の力を発揮して、仕事で輝きたいと思い、転職を決意したのでした。
初期の転職活動
女性活躍が謳われ始めた頃で、2014年の転職活動は時運が味方していると感じ、どこかでは働けるだろうとちょっとした自信がありました。なお、この時33歳くらいです。
しかし、簡単に転居できない、通勤が1時間以上かかると、かなり負担になるなと思ったり、条件面がネックで、活動を始めて3か月くらい停滞していました。
初めてお金を払ってキャリアコンサルティングを受ける
たまたま受けた女性向けのセミナーで、企業に属さない独立したキャリアコンサルタントさんのお話を聞く機会があり、有料で相談を受け付けていますとのことだったので、ものは試しだと思い、受けてみることにしました。
この時、初めてお金を払ってキャリアコンサルティングを受けたわけですが、後に自分もキャリアコンサルタントそのものに興味が出るとは不思議なことです。
今でもそのキャリアコンサルティングで印象的に残って覚えているのは、おそらく不安な面を吐露した後だったのでしょうが、
「やりたいことがあったとして、通勤1時間と1時間半の差って何だろう?」
と問われて、「確かに!」と通勤時間に囚われすぎていたかもとハッとしました。気づきを得た瞬間です。
振り返ると、キャリアコンサルティングには背中を押す力がある、と感じるエピソードです。
後期の転職活動
気づきを得た後は、行動変容が起こり、行動変容により、セレンディピティも研ぎ澄まされたのかもしれません。
過去に従事していたことを活かせそうで、一緒に働く仲間も何だか面白そうな会社と出会い、自分の数少ない武器を一生懸命アピールし、無事に内定を頂きました。
転職をしようと決意し、約6ヶ月後のことでした。
転職後の仕事
ざっくりいうと、
仕事の内容:営業
営業のスタイル:反響営業
扱う商材:定型業務を外注化したいご要望に応えるサービス
といった内容で、これまでに培った経験や、細かくヒアリングと対応ができるという強みが活かされ、仕事を覚える大変さはあったものの、楽しさとやりがいを感じるものでした。
一時期は、対応する案件が軒並み受注し、周りから確変が起こったなどとも言われるくらい、仕事の波に乗っていて、転職して良かったなと思ったものです。
一方で、夫婦関係の方では、、、と続きます。
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